ビートとは、インストゥルメンタルの録音物の一種であり、曲のバックトラックまたは曲の構成要素のひとつとして使われることがあります。Aメロやサビの部分を作曲する際にビートを取り入れると、曲としての完成度がさらに高まったりしますが、気をつけなければならないこととして、ビートを取り入れた楽曲をデジタル配信するためには、そのビートの使用許諾をあなたが取得していることが必須となります。
あなたがLogic Pro Xなどの音楽制作ソフトウェアを使ってビートを制作した場合は、あなた自身によって精選されたビートになるため、ビートのライセンス(使用許諾)は必要ありません。
デジタル配信の条件をすべてをクリアするには、以下の使用許諾を取得する必要があります:
ライセンス(使用許諾)は、ライセンシー(利⽤者)であるあなたに対して許可されたものでなければなりません。
ライセンス(使用許諾)には、ビートの名称が含まれている必要があります。
1. 使用したいビートには、ビートの創作者以外の第三者のサンプリング音源や第三者の素材が一切含まれていないこと、もし含まれている場合はライセンサー(ビートの著作権者等)側で、第三者のサンプリング音源や第三者の素材の使用許諾を取得していることの確認。
2. ライセンサー(ビートの著作権者等)は、ビートの権利(ビートの作曲に関する著作権、および録音物としてのビートに関する著作権)をすべて所有することの確認。
3. ビートのライセンスは、Spinnupとあなたとの音楽配信において1年間以上有効なライセンスであること、そしてリスナーにとって少なくとも1年間は有効なライセンスであること。
4. ライセンサー(ビートの著作権者等)が、あなた(ライセンシー)にビートのライセンス(使用許諾)を付与し、あなたがすべてのデジタルプラットフォームで、ビートを含むあなたの楽曲を音楽配信(商用配信)できることの確認。
その他の重要事項は次のとおりです。
ダウンロード配信とストリーミング配信の上限:
ほとんどの場合、ビートのライセンス(使用許諾)には、そのビートを使用して制作された楽曲のダウンロード配信やストリーミング配信において、ビートの使用上限数が設定されています。あなたの楽曲の中に含まれたビートが使用できる十分な数があることをあなたは確認し、配信状況を定期的に確認しながら、ビートの使用上限数を超えてしまう前にビートのライセンス更新を行ってください。
ビートの著作者以外の第三者の音源が、ビートに含まれている場合:
もしあなたに付与されたビートのライセンス(使用許諾)に、「(このビートに含まれる)第三者の音源の使用に関しては、ライセンシー(利⽤者)の責任において別途使用許諾を取得すること」と明記されている場合は、あなたはビートの創作者に、第三者の音源がビートに含まれているのかどうかを確認する必要があります。もし、第三者の音源があなたが使いたいビートに含まれている場合は、ビートの創作者へどの箇所にサンプリングが含まれているのかを聞いて、今度はサンプリング元の著作者(権利所有者)から音源の使用許諾を取得する必要があります。
あなたの音楽作品(楽曲)にビートが使われている場合は、作品(楽曲)のリリースを作成するときにこのオプションを選択してください。上記に記載されたとおり、必要なすべてのライセンス(使用許諾)をあなたが取得済みであることをあなたの責任においてご確認のうえ、作品(楽曲)のリリースの申請送信をするようにしてください。